

「なんでラーメンなの?」
ラーメンは、日本と料理を愛する僕にとって、まさにぴったりな組み合わせでした。僕が「ラーメン屋をはじめる」と言ったとき、友達の中には「アイバン、気は確か?」って言う人もいたけれど、「もしも東京の人たちが僕の作るラーメンが好きだったらすごい事だ!」と思いました。もう、僕の頭の中では、自分の作るラーメンはどんな味で、店はどんなところに開くのかなど、はっきりしたヴィジョンがあったのです。そして、2007年「アイバンラーメン」をオープンしました。
「アイバンラーメン」を開店!
「アイバンラーメン」は、京王線で新宿から15分の芦花公園という小さな町にあります。芦花公園は、長い歴史の刻まれた町で、そこに住む人たちは個性的で優しさに満ちあふれ、かつ都会的なセンスを持っています。 僕がお店を造り始めたその日から、店の周りの人たちは僕を地域の一員として認めてくれ、いつも僕と僕のお店を見守ってくれました。
僕の信条である“スローフードファスト”は、どんな風に作るのか、どこで材料を手に入れるのかという事だけでなく、地域の人たちと関わっていくことも含んでいます。周りの人や道行く子供に「こんにちわ」と声をかけるとみんな笑顔で答えてくれる、こんな地域のつながりも僕の作るラーメンのスパイスです。だから僕は地域の店から仕入れをし、この町の人たちとの関わりを深めながら「アイバンラーメン」を育てています。
2号店「アイバンラーメンplus(プラス)」を開店!
芦花公園で「アイバンラーメン」を開店したとき、一番気掛かりだったのは、外国人の僕が作るラーメンをお客さんが受け入れてくれるかどうかということ。まずは僕の基本の味となる塩ラーメンと醤油ラーメンを作りました。すると、たくさんのお客さんが、僕のラーメンを食べて「旨い!」と言ってくれたのです。
2号店「アイバンラーメンplus」のplusは、僕の今までの料理の経験をラーメンにブレンドさせるという意味。「アイバンラーメンplus」では、「アイバンラーメン」とはひと味違う僕流の新しいラーメンに挑戦します。 「アイバンラーメンplus」では、ラーメンによってスープを使い分けています。ひとつは、厳選した鶏からじっくりと旨味を引き出したチキンスープ。そしてもう一つは、あごだしと帆立と海老のだし&さばとうるめ、鰹、メジカと干し椎茸の深みのある軽いだしをブレンドしたWスープです。徹底的にスープと麺の相性を研究した結果、最高の組み合わせでご提供しています。
麺は、もちろん自家製麺。いくつも作ったレシピの中から、ラーメンには平打ち麺、つけ麺には中太麺をご用意しました。豊かな風味と香り、歯ごたえ、もちもちつるつるの食感を楽しんでください。

Ivan Orkin プロフィール
アイバン・オーキン/1963年、アメリカニューヨーク州生まれ。コロラド大学で日本語を専攻。ニューヨーク州「カラナリーインスティテュートオブアメリカ」にて料理を学び、「メイシーグリル」、「ルテス」、「ジャッドソングリル」などのレストランで勤務ののち来日。2007年、「アイバンラーメン」(東京・芦花公園)を開店。2010年、2号店「アイバンラーメンplus」(東京・経堂)を開店。